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遊び心の屋根瓦

江戸から明治初期の風情ある街並みを再現した「おかげ横丁」を中心とする おはらい町通りは、この地方ならではの「妻入造(つまいりづくり)」の町屋が軒を連ね、その屋根にも「伊勢瓦」と呼ばれる特有の瓦が用いられています。
店々の屋根瓦には 有名な伊勢音頭の一説が刻まれていたり、日光東照宮の三猿を模した「見る猿」「聞く猿」「言う猿」が鎮座していたり、縁起物の動物がそっと腰掛けていたり、店舗の特徴を表す装飾で飾ってあったりと、職人の遊び心に溢れてます。町を訪れた際には少し目線を上げて、工夫を凝らした瓦の違いを探して歩くのも楽しみ方の一つです。

へんばや商店 おはらい町店の瓦にも、町屋に溶け込んだ遊び心が溢れます。
鬼瓦には商店の屋号が、また軒丸瓦にはへんば餅を模した装飾がデザインされています。軒先にはへんば餅を連想させる突き出し看板、店内階段の手すりにもさり気なく同じ装飾を忍ばせるなど、おはらい町店ならではの工夫が店のあちらこちらに施されています。ご来店の際には、隠れ装飾を数えてお楽しみいただくのも一興です。
おはらい町店では、田舎の餅屋とお休み処をコンセプトにしたおもてなしで、皆様のお越しをお待ちしております。