へんば餅の焼き目は馬の蹄? 餡を包んだ白い餅に、狐色の丸い焼き目がついた昔ながらのへんば餅。 「この焼き目は、へんば(返馬)の名前の由来である馬の蹄鉄に似せているのですか?」としばしばお客様より質問をいただくことがございます。 実はこの独特の焼き目は、へんば餅を焼く製造工程において自然についたものが、たまたま馬の蹄のようになったのであり、意識して似せたものではありません。しかし、へんば餅の名前の由来を思いながら改めてその焼き目を見ると、偶然に出来た形も必然のように感じられ、違う味わいが楽しめます。 全て同じように見えるへんば餅ですが、よく見るとひとつずつ違う焼き目をしています。 手にとる人により馬の蹄鉄に見えたり、ハートの形に見えたり、星の形に見えたり、動物の形に見えたりとその印象も様々です。 へんば餅をお召し上がりの際には、是非その焼き目にも注目してみてください。 何か特別な形が見えてきたのなら、それは同じ焼き上がりはひとつと無いレアなへんば餅かもしれません。